本文へ移動

海洋調査

音波探査

船上より海水中に音波を発信すると音波は海水をよく伝わります。
指向性を持たせ垂直海底に向けて数百KHzの音波を発信させると海底面で反射し水深をはかることができます。数千Hzの音波では、海底面下まで浸透し、地盤内で反射し地盤構造を反映します。さらに数十Hzにしエネルギーを上げると数千mの深度まで調査することができます。

シングルチャンネル音波探査

比較的浅い部分のおもに堆積層を詳しく知りたい場合はシングルチャンネルで行います。
これは受振を1チャンネルで行う方法です。分解能の良い数百~数千Hzの周波数が卓越するブーマーやスパーカー、磁歪式音源を使用します。
これらは曳航体が短く、狭い海域や浅海でも使用できます。

マルチチャンネル浅層反射

多連の受振器を用いて測定を行うことによって、同一の反射面からの信号をスタック(重合)させてノイズを軽減させ、信号を増幅させる手法にあります。この方式をマルチチャンネル浅層反射法と呼びます。
シングルチャンネルで使用する音源をつかうこともできますが、通常は卓越周波数が数十Hzのエアーガンやウォーターガンを使います。
周波数が低いために分解能は落ちますが、より深部までの地層断面を得ることができます。

インターフェロメトリ

•インターフェロメトリ測定の利点
 1. 水深の浅い箇所でも測線間隔を粗く設定できる
 2. NMB測量では水深の2倍での測線間隔だが、インターフェロメトリでは水深の 
   MAX12倍の測深が可能。
 3. また、測深と同時に海底面探査(SSS)のデータを取得
 
・問題点
 1. インターフェロメトリでは直下、外側で歪みが大きい

水中ロボット

海底までの深度や、海底面の状況を知るために音波という媒体を用いて間接的に調査をする手法とは別に、TVカメラを用いて海底の様子を直視的に観察する手法があります。調査船上からモニターを見ながらTVカメラを搭載した水中ロボットを操作して、調査地点の撮影を行ないます。

潜水調査・底質調査

海底の状態や、構造物の状態をより詳しく知るには、潜水士による目視調査が必要になります。
潜水士なら細かい場所。細かい変化等を詳しく調べられます。また底質も試料採取できます。

底質調査(採泥)

広い海域や、水深が深くなると、潜水士による調査は困難になります。そのようなときは採泥器により試料採取を行います。サイドスキャン等で地質分布を掴み、実施すると効果的に調査できます。
お問い合わせ
Contact us

〒135-0016 東京都江東区東陽五丁目10番4号
TEL:03-5633-8080 / FAX:03-5633-8484
TOPへ戻る